Auto Motive
Auto Motive
身近な存在である自動車にはたくさんの機能が組み込まれており、今や複数のコンピューターの集合体が自動車となっています。
したがって、自動車の制御にはソフト開発が必要不可欠であり、車の品質は搭載するソフトウェアの品質によって決まります。
また、自動車のソフトウェア開発は、人の命を預かるという意味で「安心・安全」が求められます。
そのような非常にレベルの高い要件を実現し、自動車に搭載したソフトウェアからリアルタイムに得られる情報とさまざまなサービスを連携させることで、ドライバーに対して運転の快適さ、楽しさ、便利さを提供し、社会課題の解決に貢献します。
Case Study
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In-Car
自動車の先進技術を支える「ECU(Electronic Control Unit)」の開発に取り組んでいます。今やECUは自動車に欠かせない部品となっており、100個ものECUが搭載された車もあります。これらが連携することで関連する制御系統ごとに情報を共有し、安全な走行を実現しています。
さらに自動車の性能が向上するにつれ、ECUに組み込まれるソフトウェアの重要性は増しています。また車内のさまざまな情報(データ)をネットワークに接続することで、さまざまなサービスを提供できます。当社では、組込みソフトウェア開発で培った技術を応用し、これからのクルマづくりに貢献していきます。
※In Car:車載組込み開発 -
Out-Car
今後の社会インフラは、センサーなどの通信機器が街中に埋め込まれることによって、より多くのデータを扱えるようになります。それらの通信機器が車と通信することで得られた膨大なデータを、従来のモビリティだけでなくさまざまなサービスと連携し、ユーザーの利便性を向上させるアウトカーの基盤領域を開発しています。
また、超上流ビジネス企画から、開発評価、運用に至るまでの一貫対応にも挑戦しています。新たなモビリティサービスの創造とともに、今後はインカー×アウトカーのアセットビジネスを作り出すことで、スマートシティに貢献していきます。
※Out Car:コネクティッド、モビリティサービス開発
Project Member
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自動車業界にとどまらず、
新たなサービス価値を生み出せる領域です。現在の仕事について
自動車の通信機能を利用した
サービス/システム開発福本:自動車のコネクティッドサービスにおけるDevOps業務を担当しています。具体的には、自動車の通信端末に搭載するクラウドサービスの設計構築から、保守・運用、お客様への改善提案などです。
今野:私は自動車製造メーカー(OEM)におけるデータ活用サービスや、販売会社向けの会計システム等の企画開発、運用を行っています。プロジェクトリーダーとして、主にチームの管理やお客様との折衝を担当しています。
プロジェクトでの出来事
自動車メーカーの
サービスとしてアイデアが形に福本:自分が提案したサービス改善のアイデアが形になったときには、達成感や自信につながり、プロダクトに愛着も湧きます。関わったサービスが、自動車メーカーを通して多くの方に触れてもらえることにワクワクします。
今野:システムの企画段階から開発まで、私たちがお客様の部門間の架け橋のような役割を担っています。お客様の目標達成に大きく貢献でき、信頼関係を構築できることにやりがいを感じます。
プロジェクトを通じてどんなことを得られたか
世界規模で利用される
サービスに携わる達成感と責任感福本:サービス改善に向けて、開発者自身が主体的にアイデアを出し合い、提案する力が求められます。「改善するにはどうすればいいか?」と常に思考を巡らせて、一から考える力が身に付いたと感じています。
今野:世界的な企業で自分が携わったシステムが利用されていることに、達成感、責任感が得られます。また、複数のOEMでの進め方や課題が別の案件でも活かせており、信頼を得られる人材に成長できていると感じています。
自身の仕事術
リモートワークに大切な
メリハリとコミュニケーション福本:リモートワークのため、メリハリを持つよう意識しています。タイマーを利用して仕事時間と休憩時間を分けたり、タスクを移行するなど、効率と集中力を維持できるよう心がけています。
今野:同じくリモートで全国各地にメンバーがいるため、コミュニケーションツールを活用して、よい関係性、雰囲気作りを心がけています。お客様に対しても、相手の立場や経験に合わせた対話を大切にしています。
今後の目標
NTTデータSBCが目指す未来に向けて
新しいチャレンジを福本:自動車業界は現在、「100年に一度の変革期」といわれています。変化が求められる中で自分自身で考え、業界を盛り上げていける存在になれたらと思っています。
今野:アウトカー領域は、モバイルなど他の事業とも切り離せない領域です。自動車関連の知見を活かして他の部門と関わりながら、スマートシティやその先のSociety 5.0実現をリードする立場になれたらと思っています。
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通信ソフトウェアの開発で
自動車業界の進化を支えるインカー領域。現在の仕事について
通信により故障を検知する
ダイアグ機能を開発私のプロジェクトでは、自動車が外部と双方向で情報通信を行うためのTCUという通信ユニットにおける、ダイアグ機能の開発を行っています。ダイアグ機能とは、車載ECUの通信データを利用して故障診断を行う機能です。開発のサブリーダーとして、リーダーの進捗マネジメント補助、パートナー企業や後輩の開発フォロー、また自身でも機能開発を行っています。
プロジェクトでの出来事
開発を行いながら
マネジメントも経験サブリーダーの役割では、チームやパートナー企業のマネジメントにも積極的に携わることができており、自身も開発を行いながら、より上位職の業務も経験できる点がよいと感じています。また、社外の方とコミュニケーションをとる力が身に付きますし、会社間の折衝なども間近に感じることができています。
プロジェクトを通じてどんなことを得られたか
要望を直に聞き、
お客様に寄り添った解決策を考えられるお客様が求めることにダイレクトに触れる機会が多いため、課題や不明点に直面した際、お客様視点で解決策を考えられるようになりました。また、長く同じお客様に関わっているため、プロジェクトが変わってもお客様の傾向を把握した上で提案をするなど、前プロジェクトでの経験を活かすことができていると感じています。
自身の仕事術
全容を把握し、
前もって課題を想定しておく社外との連絡でスピード感が落ちないよう、着手前に全体を把握し、疑問点をリストアップしています。前もって想定しておくことで、課題に直面する前の解決にもつながります。チーム内では、些細なことでも自身の課題を共有し、全体でのノウハウ蓄積に努めています。また後輩にとって相談しやすい先輩でいられるよう、相手に共感し寄り添うことを心がけています。
今後の目標
業界の未来を見据え、
BEVに携わっていきたい自動車業界では2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、今後BEV(バッテリー式電気自動車)が主流になっていくといわれています。変化する業界の中で、将来BEVの開発に携わっていけたらと思っています。それに向けて、現在開発リーダーの補助としてマネジメントを学びながら、さらに成長していくことを目標としています。