IoT機器の開発を支えるスマートフォンでの経験

シャープが販売している世界初のモバイル型ロボット電話『RoBoHoN(ロボホン)』。スマートフォンの基本機能とプロジェクターを搭載し、アプリケーションを追加、学習させることで進化する、持ち運べるロボットです。
その開発には、当社が長年、携帯電話・スマートフォンに組み込まれるソフトウェアの開発に携わってきた経験が大いに活かされています。また、ドローンやコネクテッドカー、車載向けインフォテインメント機器など、さまざまなIoT機器の組込みソフトウェア開発にも活かされています。

開発チームの声

モバイル事業部 第1システム部 森 成登 / 西田 直史 / 定行 修

『RoBoHoN』はスマートフォンの技術をベースに作られました。一般的なスマートフォンの機能に加えて、二足歩行やダンスなど『RoBoHoN』特有の動きを制御するサーボモーターなどが追加されていますが、その部分も含めてミドルウェアや各種ドライバ、アプリケーションの開発に至るまですべてのソフトウェア開発を当社が担当しています。
2016年5月の発売以降は、引き続きアプリケーションの開発を行っており、盆踊りをしたり、逆立ちをしたりと、発売当初はできなかったことができるようになりました。2017年に発表した手話通訳アプリケーションは、シャープ、NTTデータと共同で開発したもので、実用化に向けた取り組みが進んでいます。

当社では、ドローン開発も手がけていますが、その機能にも携帯電話やスマートフォンの技術が活かされています。ドローンのドライバやモーター、プロペラを回す部分の制御やセンサー、カメラなどは、携帯電話と酷似する部分が多く、ドローン特有の機能に応用できる点がたくさんありました。現在、法規制などもあり、ドローンの用途は限られていますが、将来的には配送など、用途の拡大が見込まれています。こうした新しい分野に積極的に取り組み、革新的な製品を作っていきたいと思います。

携帯電話やスマートフォンは、ハードウェアもソフトウェアも最先端の技術、開発手法が使われてきました。長年、この分野で開発に携わってきた当社には、技術力や開発スピード、品質の高さ、独自のノウハウがあります。ここは他社にはなかなか真似できない部分です。
こうした技術は、車の分野とも親和性が高く、コネクテッドカーや車載向けインフォテインメント機器のアプリケーション開発なども手がけるようになりました。第5世代移動通信システム「5G」が実用化され、超高速かつ大容量の通信が可能になると、それとつながるIoT機器もさらに発展していくと思います。